先日、前橋日赤にて退院時共同指導に同席してきました。
退院時共同指導とは、退院後に訪問薬剤管理指導を担う薬局の薬剤師が入院中の患者さんを訪問し、
患者さんの同意を得て退院後の在宅療養上必要な薬剤に関する説明・指導を、
入院先医療機関の医師や看護師等と共同で行うことです。
以下は、その報告です。
参加者:主治医、研修医、薬剤部長、看護師、理学療法士、
ケアマネージャー、訪問看護師、本人を含む家族、薬剤師(私)
患者さんは高齢の男性で、COPDで5年間治療、重症化にて日赤に入院されていました。
80分間のカンファレンスの結果、主治医から薬局への依頼事項として以下のものがありました。
・残薬の確認、Cpの維持
・嚥下困難ではないが、少しでも飲みやすい剤型の提案
・バイタルサインの測定(SpO2)
・訪問内容のフィードバック
・コメディカルとの連携
等です。
ご本人が退院されたら、週1回の訪問をする予定です。
日赤にとっても、今回が初めての退院時共同指導とのことで
今後のモデルケースにもなるため、大きな意気込みを感じました。
それとともに薬局薬剤師に対する期待の大きさも十分に感じました。
患者さんのために何ができるか考えながらスタートしたいと考えています。